国土面積は北海道とほぼ同じくらいの大きさで気候も北海道と似ています。 全土の約60%がアルプス山脈の中にありドイツ、チェコ、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、イタリア、スイス、リヒテンシュタインの8ヵ国に接しています。
また、オーストリアは9つの自治州からなる連邦国家で、各州は統一国家の枠組みの中で独立した性格を保っています。
1995年1月1日にスウェーデン、フィンランドとともに欧州連合EUに加盟しました。

オーストリアにはウィーンに代表されるような音楽と芸術やお城などのたくさんの歴史的建造物があります。
しかし、オーストリア国民がもっとも誇りにしているのはアルプスの美しく壮大な自然です。高原には数々の湖が散在していてその美しさはヨーロッパでも他に見ることができないものです。
国民性も大変おおらかで人情味にあふれています。オーストリアを訪れた人々はすべてをあるがままに受け入れる気のよい「オーストリア人気質」をきっと感じることと思います。

ハプスブルク家とケーキー

かつてオーストリアの地でもっとも栄華を誇ったハプスブルク家は神聖ローマ皇帝の地位を世襲することのより帝国を支配してきました。武力によらず政治手腕と婚姻政策によって繁栄したハプスブルク家の歴代皇帝たちの最大の楽しみは音楽と美食であったようです。事実上の最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世もおしのびでカフェーに出かけてはケーキを楽しんでいたと言われています。

フランスのイメージが強いクロワッサン。実はそのルーツがウィーンにあったということをご存知ですか?その昔、トルコ軍と戦っていた頃、夜中に起きてパンをこねるパン屋さんがトルコ軍の夜襲に気づき、そのおかげでトルコ軍に戦勝したと言われています。それを記念してトルコ軍の国旗の三日月を型どったパンが作られました。それがクロワッサンの原形バニーレキプファールです。その後、マリーアントワネットによってフランスに伝えられバターをたっぷり使ったクロワッサンになったそうです。

オーストリアについてもっと知りたい方はこちらをご覧下さい。→ オーストリア大使館(https://www.bmeia.gv.at/ja/oeb-tokio/